川崎市退職校長会 会長挨拶 (2025.1.13更新)
令和7年 新年の集い 挨拶(令和7年1月10日)
~協働と交流を通して実(巳)のり多い年に~
川崎市退職校長会 会長 簗部敬彦
新しい年にあらたまりました。明けましておめでとうございます。昨年と打って変わって今年の正月は穏やかな日和に恵まれました。皆様にはご家族おそろいで良いお年をむかえられたかと思います。
本日新年の集いに当たり大変お忙しい中 副市長加藤順一様・小田嶋満教育長様・職員部担当部長落合隆様はじめ小中高校特別支援学校長会また各組織の代表の方々にご臨席をいただきこのように盛大に新年の集いができますこと835名の会員を代表しましてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
さて、世界を見渡せば依然として混沌としておりますが、昨年はうれしいニュースが多くあった年かなとも思っております。まずはノーベル平和賞を日本が受賞されたこと。世界平和への出発点になればと願います。ドジャース大谷に関するニュースは日本人としての誇りを持たせてくれました。同じく横浜ベイスターズの大逆転日本一は横浜市民ならず神奈川県民にとっても元気と夢をもらいました。
川崎市に目を向けますと市制100周年の節目の年に当たりました。昨年7月1日市制100周年記念式典が催され。この歴史的な節目は次の100年に向けて「多様性」を掲げ新たなスタートラインにつきました。多様性を基軸として川崎緑化フェア等様々な行事が行われてきました。その先陣に私たちの先輩また敬愛もする小川信夫先生の市民劇、初代市長石井泰助氏を中心とした川崎市が誕生するまでの激動の歴史とそこに生きる人々の葛藤を描いた「川崎市誕生物語」㋄公演。盛会に終わっただけでなく次の100年に向けて多くの方々に希望と勇気を与えてくれました。本日出席をお願いしました。皆様拍手をお願いします。
さて、また話は変わりまして小・中・高・特別支援学校長会でリーダーシップをとっておられる役員の皆様はじめ川管組・川教組の皆様、日々本当にご苦労様です。激しく変化する時代の中,学校はこれに対応し変わることが今求められています。一方、学校は様々な課題に追われ学校の存在価値や魅力が問われています。
しかし、学校教育に特効薬という薬はありません。人づくりには人が必要です。教育の再生にはそれなりの時間が必要です。「継続は力なり」を信じて、焦らず慌てず、今まで取り組んできたように今取り組んでいることこれから取り組もうとすることに対し一歩一歩歩みを前に進めることが肝要かと思います。嵐のその先には青空が待っていりはずです。
幸い本市では先ほど触れました新しい川崎に向けて「多様性の重視」を掲げ一歩踏み出しました。多様性は行動すること挑戦することから始まります。また一方、寛容の心と複合的視点が問われます。
「挑戦し試行錯誤できる環境こそ(若い)人をひきつけ人を育てます。」
「挑戦することは時には失敗にもつながります、その失敗を見守り、再チャレンジできる機会をつくる柔軟で弾力的な組織の土壌こそが組織の活性化に繋がります。」
「挑戦には年齢は関係ありません。大人こそが挑戦し続けることが重要です。挑戦している大人の後ろ姿に人(子ども)は学びます。」
今まで取り組んできたように「学校間の連携と交流」「教職員との協働と交流」「行政や他組織との連携と交流」をもとに子どもたちの「笑顔がいっぱい」「元気がいっぱい」といえる学校作りを目指して歩みを進めていただきたいと思います。巳年にちなみ実り多い1年になるよう退職校長会としてもよき応援団としてお手伝いをさせていただくことを申し上げて挨拶に代えさせていただきます。今年もどうぞよろしくお願いします。
川崎市の誇り連合研修会 あいさつ(令和6年8月24日)
~子ども達に笑顔を実感できる学校作りを~
川崎市退職校長会 会長 簗部敬彦
皆様こんにちは
地震、台風、猛暑、さらにオリンピックに高校野球と何かと忙しい夏休みだったかと思います。そんな中でしたが本日は小学校長会・中学校長会・高等学校長会・特別支援学校長会と学校管理職組合・教職員組合4校種、2団体でそれぞれの立場でリーダーシップを取られている皆様大勢ご出席をいただきありがとうございます。この機会がお互いに情報を共有し合い交流の場になっていただけたら嬉しく思います。また、本日は大変お忙しい中、教育委員会より学校職員部担当部長 鈴木克彦様にご出席をいただいております。ありがとうございます。
話しは少し前に戻りますが、相模原の障害者施設津久井やまゆり園の殺傷事件から8年の歳月が流れました。8年前の7月26日入所者19人が殺害され職員を含む26人が重軽傷を負うという痛ましいという次元をはるかに超えたショッキングなニュースが飛び込んできました。今年も名前が刻まれている鎮魂のモニュメントに花を手向け、悼んでいる方々大勢おりました。白い花から少しでも明るい気持ちになれるようひまわりの花に変えたそうです。忘れてはいけないまた忘れられない悲しい事件でした。この時期になると思い出します。
さて、これから報告があろうかと思いますがいつの時代も学校経営に関する課題は多くありました。しかし、昨今の課題はかつてには考えたこともなかった内容が多く見られ日々教育最前線で学校経営に専心されている現役の皆様のご苦労を拝察しております。一方退職者の私たちに目を向けますと、退職後の生き方や年齢も違いますがまだまだ現役のような若さで活躍をしている方大勢おられます。現役のみなさんと退職者の私たち、分ければこうなりますが。現役のみなさんもやがて退職されます。
共通していること、それは私たちみんな川崎で出会い「子ども達に笑顔」を実感できる学校作りを目指して取り組んできた仲間であったということです。先輩から学び仲間から助けられ川崎で育ちあってきた仲間です。川崎で今こうして行政も交え4校種2団体が一堂に会しこのような会ができることこれは川崎市の誇りでもあります。課題はその時代を反映しています。こういう時だからこそ不易流行の心を持って校種間の連携と学校間の情報交換を密にして「子どもたちに笑顔を」を実感できる学校作りを今までと同じように前を見て取り組んで下さい。情報共有はお互いに励みになります。退職校長会としても良き応援者良き理解者として歩みを共にしながら前に進みたいと思います。
本日は午後にまでわたりますがどうぞよろしくお願いします。
第62回定期総会挨拶 (令和6年4月20日(土))
温故知新の心で気持を新たに
川崎市退職校長会 会長 簗部敬彦
こんにちは。ただいま昨年1年間で亡くなられた25名の方々のご冥福を祈り黙祷をいただきました。先達の皆さん方の力と汗と和で築かれてきたおかげで今があることに後を受け継いでいる私たちは感謝しまた敬意を表させていただきました。たお、ご遺族の皆様からご丁寧なお手紙をいただくなど恐縮もしているところです。そして長寿慶祝者の皆様、上寿、卒寿、傘寿、古希と78名に及びます。おめでとうございます。本日は大勢のご出席をいただきお礼を申し上げます。また、能登半島地震、東日本大地震、熊本地震、阪神淡路大地震にある通り、天災に対しては、人間の力の限界を痛感させられます。ただ、被災された方々が立ち直ろうとする不屈の精神や支援をする多くの人たちの活動は、人間の持つ力、特に協力や連携のすばらしさに大いなる感動を覚えます。被災者の皆様には心からお見舞いを申し上げます。
さて、昨年は諸活動が停滞することなく実施されました。幹事の皆様、常任幹事の皆様、会員の皆様年間を通しての変わらぬご理解と協力に心からお礼を申し上げます。また大変お忙しい中を教育委員会より学校教育担当部長 植村浩之様、県連合退職校長会会長 川端重義様はじめ各校種の皆様、組織の代表の方々のご臨席をいただき総会が開かれますこと会員を代表いたしましてお礼を申し上げます。
ご存じの通り近年の社会状況とりわけ経済状況は諸物価の値上がり等大きな転換期に入っております。退職校長会としてもその波の中で大きな課題に直面をしております。この大きな転換期を迎えている今、将来を見据えて「改善すべきところはまずやってみよう」「まず試してみよう」「問題があるなら考え直そう」温故知新の心を持って活動を進めてまいりたいと役員一同気持を新たにしているところです。どうぞよろしくお願いいたします。
話は変わりまして、ご存じの川崎郷土市民劇「100年への贈り物」5月公演。川崎市初代市長石井泰助が私財を投げうって浄水場設置や工場誘致等々激動の歴史の中で現在の川崎市があるのです。川崎市に関わってきた私たちは必ず見なければならない作品です。チケット買い忘れている方いませんか。まだの方、私かあるいは前にいる役員のどなたにでも声をかけてください。よろしくお願いします。。
さて、最後になりましたが教育最前線で日々ご苦労をされている 小・中・高等学校長会・特別支援学校長会でリーダーシップをとっておられる皆様、教育界も何かと課題が山積しているような昨今です。川崎の「子ども達の笑顔」のためにも各校また各校種との連携・情報交換を密にして「学校が楽しい」と思える学校作りを今までと同じように目指してください。退職校長会としても良き理解者良き応援者としてお手伝いをさせていただくことを申し上げて挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願いします。